昔は生き抜く為に重要であった保存食

 羽曳野市は大和地方に通ずる幹線道路である竹内街道に沿った牛馬の集散地であり、牛馬の治療にあたる獣医もいた地域でした。

 昔は牛より安価で食できた事と肉の食べなれていなかった時代には、脂身がすくない馬のほうがあっさりしていて食べやすかった事や村人が冬でも夏でも、保存食として販売できる事で、広がりをみせたとされています。

さいぼしとは南大阪での馬肉燻製の呼び名です。

 当時は、馬肉を竿で干していたので〖さおほし〗からの【さいぼし】干し肉を裂いて食することから〖裂いていて干し肉を食べた〗からの【さいぼし】に言葉がなまった説がありますが、どちらの説も定かではありません。

以前は、馬肉が主体での総称でしたが 最近では牛肉の『さいぼし』も出回っております。

 

なぜ馬肉なのか?

馬肉 vs 牛肉、豚肉、鶏肉

馬肉は、他の畜肉と比較すると栄養価が高く滋養強壮薬膳料理ともされ、お医者様が勧める程に健康・美容・ダイエットに最適なお肉ということです。

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    • 馬肉は、たんぱく質が豊富でアミノ酸が20種類程もあり、特にペプチドという成分が多く含まれ、紫外線で傷ついた肌の再生や弾力に重要なコラーゲンの生成を補助し、アンチエイジング成分として化粧品に配合されています。また保湿効果があり血管を広げるため、血圧を下げ、脂肪燃焼し、疲労回復や代謝アップ等の数多くの効能と効果があるとされています。
    • ミネラルの内、カルシウムは牛肉や豚肉の3倍、鉄分ヘム鉄)はほうれん草ひじきよりも多く、豚肉の4倍で鶏肉の10倍を含有し、体に吸収しやすく、非常に疲労改善に効果が高いと言われています。

    • 牛肉の3倍以上のグリコーゲンを含有し、急激な運動を行う際のエネルギー源と空腹時の血糖維持に使用します。

つまり馬肉は

アスリート食+健康食+美容食(ダイエット食)なのです!!

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